【競艇】ツケマイとはどういう意味？上手い選手やまくりとの違いを徹底解説！

競艇ファンの皆様こんにちは！マスターズ管理人の鶴川学です。

今回は『ツケマイ』という専門用語について解説していこうと思います。

「聞いたことがあるけどイマイチどういうものか理解できていない・・・」

そんな悩みはこの記事を読めばスッキリ解決！

この記事の内容をしっかりと頭に入れ、競艇予想に活かしてみてください。

監修者

競艇予想家・競艇ライター鶴川 学(42歳)

脱サラし、競艇予想家・ライターとして活動中。競艇歴は19年。様々な雑誌やWEBサイトで競艇に関するコラムを執筆する。データを駆使した予想が得意で的中率は業界トップクラス。個人の予想は12年連続で＋収支を継続中。

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ツケマイとは？

BOATRACE公式はツケマイを以下のように定義しています。

「まくり」の一種で外側のレーサーが自分より内側のレーサーを押さえ込む戦法。「ツケマイ」は内側の艇にピッタリつけて、ターンのスピードやパワーで強引に押さえつけ外側から全速力でかわしていく。BoatRace公式より引用

この解説を見て「なんだか難しそうな戦法だな・・・」と感じた方もいることでしょう。

そのイメージ通り、ツケマイは難易度が非常に高い戦法。

競艇選手の中でも特に、ボートの操縦が上手い選手にしかできないと言っても過言ではありません。

では、そんな戦法がなぜ『ツケマイ』と呼ばれるのか。

語源を簡単に解説していきます。

ツケマイの語源

ツケマイの『ツケ』は相手の艇に自分の艇をピッタリ『つける』というところからきています。

『マイ』に関しては、プロペラが回ることを『まう』と表現するところから。

他にも『先マイ』という専門用語がありますが、こちらも同様の流れで名付けられていると考えられています。

ツケマイの原理・仕組み

ツケマイは『ターンのスピードやパワーで相手の艇を強引に押さえつけ、外側から全速力でかわしていく戦法』だと紹介しました。

この説明だけではいまいちピンとこない人もいると思うので、もう少し噛み砕いて原理を解説します。

まず、競艇のボートは推進力によって進行しており、ボートの後方には必ず引き波が発生。

この引き波によって相手の低の推進力を下げ、外側から追い抜くというのがツケマイの真髄です。

相手の艇に自分の艇をピッタリつけるのは、引き波をしっかり相手の艇に当てるためです。

ツケマイとまくりの違いとは？

ツケマイをすると相手の艇を外側から追い抜くことになります。

ここで浮かぶのが「じゃあまくりとツケマイは何が違うの？」という疑問。

実はツケマイとまくりは似ているようで大きくことなります。

ツケマイは速度を大きく変えないのに対し、まくりは内側の選手よりもスピードを出して外側から追い抜く戦法。

まくりはただ単にスピードを出せばいいですが、ツケマイは相手の艇のスピードに合わせながら走らないといけないので、難易度は天と地の差です。

ツケマイを実際に動画で見てみよう！

ツケマイの概要がわかったところで、次は実際にツケマイを実際に見ていきましょう。

こちらは白井英治選手がツケマイした際のレース。

注目は第二ターンマーク後の白井選手と森岡選手の攻防戦。(動画時間1：56)

一時は森岡選手に遅れをとる白井選手でしたが、見事ツケマイを決め2着以降に大差をつけて勝利したのでした。

ツケマイが決まった際、森岡選手のボートは「転覆してしまうのでは・・・？」と心配になるほど浮かび上がったので、実際に現地で見ていた方の衝撃は計り知れません。

ツケマイが上手い選手3選

ここからは、ツケマイが上手い選手を3人ご紹介します。

ツケマイが上手いということは、不利な外枠スタートでも舟券に絡む可能性があるということ。

以下の選手が出走する際は『ツケマイするかどうか』を考えながら予想してみてください。

興津藍選手

まず紹介するのは興津藍選手です。

SGの優勝経験はないものの、G1を3度制覇したことがある実力者。

2021年の2月以降、重賞戦で勝ち星はあげられていませんが、ボートの乗りこなし術が一級品であることは間違いありません。

毒島誠選手

続いて紹介するのは、毒島誠選手。

ツケマイといえば毒島選手とイメージする方も多いのではないでしょうか。

毒島選手の平均STはSGクラスの選手の中だと遅めですが、スタート後のボート捌きや追い上げには定評があります。

事実、過去の『ボートレースオールスター』では5コースからツケマイを決めて見事に優勝。

第一ターンマークを抜けた後でも上位に食らいついてくるので、枠的に不利だとしても安易に切らないようにしましょう。

大山千広選手

最後に紹介するのは大山千広選手。

2018年に行われた住之江競艇場のドリーム戦にて、ツケマイで勝利したことから一躍有名となりました。

そんな大山選手は今年のボートレースオールスターに出場が決定。

昨年も出場していたので、2年連続出場となります。

これからの競艇界を引っ張る存在になるのは間違いなし！今後の走りにも期待しましょう。

ツケマイが決まりやすい条件はある？

最後にツケマイが決まりやすい条件について解説します。

ツケマイが決まりやすい条件がこちら。

まず、ツケマイを決めるにはまくりと同じ要領で攻める必要があります。

そのため、『モーターのスピードの伸び』がツケマイの成功率に大きく関わってくるでしょう。

また、ツケマイは全速ターンで攻める戦法。波が立っていない静水面がベストです。

以下に各競艇場の水面のデータをまとめてみたので、ツケマイが得意な選手が出走する際はデータと照らし合わせてみてください。

まとめ

ここまでツケマイの概要や得意な選手を紹介してきました。

ツケマイは高度なテクニックの1つ。

自在に操るのは難しいものの、決まればアウトコースからのスタートでも舟券に絡む、もしくは勝利するなんてことも考えられます。

では、ツケマイが得意な選手が出場していた場合、とりあえず買い目に入れておけばいいのでしょうか。

いえ、競艇はそこまで甘くありません。

競艇で勝つには分析に分析を重ねる必要がありますし、勝負勘や経験が必要な場面も出てきます。

ただし、情報の分析は面倒臭い、どう分析すればいいかわからない・・・ですよね？

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