【競艇】サメによる死亡事故があるって本当?真相を徹底調査!

【競艇】サメによる死亡事故があるって本当?真相を徹底調査!

こんにちは!マスターズ管理人の鶴川学です。

今回は競艇において『サメによる死亡事故』があるのか否か、調査した結果をご紹介していきます。

ご存知の通り競艇は”水上の格闘技”と呼ばれる競技。

中には海と隣接している会場もあるので、「もし落水してしまったらサメに襲われるのでは・・・?」と考える方もいることでしょう。

そんな方はぜひ、この記事を最後まで読んで疑問をスッキリ解決してみてください。

監修者
競艇予想家・競艇ライター鶴川 学(42歳)

脱サラし、競艇予想家・ライターとして活動中。競艇歴は19年。様々な雑誌やWEBサイトで競艇に関するコラムを執筆する。データを駆使した予想が得意で的中率は業界トップクラス。個人の予想は12年連続で+収支を継続中。

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Yahoo!知恵袋でサメによる死亡事故について質問している人がいる

この記事を書くきっかけとなったのは、Yahoo!知恵袋に投稿されていたこちらの質問。

Yahoo!知恵袋質問内容

質問の投稿者はどうやら『サメに喰われて亡くなった』という選手がいるという噂を聞いた模様。

内容が内容なだけに、この真偽が気になりますよね。

そこで、そのままYahoo!知恵袋のサイト内を調査してみました。

調べたところ・・・

サメによる死亡事故があったといった旨の回答はありませんでした。

確かにサメによる死亡事故のニュースは見た記憶がありませんね・・・。

そもそも『サメに喰われて亡くなった人がいる』という噂の出どころも不明です。

ただ、サメではなく水中には別の脅威があることが調査の結果からわかったので、続いてはそちらの解説に参ります。

脅威となっているのはサメではなく他の生物・・・?

調査したところ、過去に以下の生き物による選手への被害があったことがわかりました。

  • カメ
  • ボラ

どちらも一見すると恐るほどの生き物ではないように見えますが、被害内容は想像以上でした。

ここからは、両者が選手にどのような被害をもたらしたのか紹介していきます。

カミツキガメによる事故

カミツキガメ

平成初期。

転覆した中道善博元選手が平和島競艇場に住み着いていたカミツキガメにカポック(救命胴衣)に噛みつかれて大怪我をするという事件が起こりました。

大事には至らなかったものの、新聞に大きく取り上げられるような騒ぎになったので、競艇ファンにとっては衝撃的だったでしょう。

また、福岡競艇場ではワニガメ、児島競艇場ではすっぽんが見つかっており、競艇選手にとっての身近で脅威になり得る生き物はサメではなく亀であることが伺えますね。

ボラによる事故

ボラ

2011年に名人戦のドリーム戦に出場する予定だった松野京吾選手。

しかし、練習中に水面で跳ねた大きなボラと衝突し、脳震盪を起こして欠場するという事件が起きました。

珍しいニュースと思いきや、実は競艇場の水中に生息しているボラは少なくないようで、レース中にボラが跳ねてくるのはよくあるそうです。

死亡事故こそ発生していませんが、最悪の場合脳震盪を引き起こす事故が起きるようです。水中内の生物を0にするというのは難しい問題。このあたりの対処は難しそうですね。

【結論】競艇においてサメによる死亡事故は発生していない

ここまでの流れ的に察している人も多い思いますが・・・

競艇においてサメによる死亡事故は過去に1度も発生していません。

ただ、「他の生物による被害はあるのになぜサメによる被害はない?」と疑問が残る方もいるのではないでしょうか。

そこで、ここからはサメによる死亡事故が0件である大きな理由を紹介していきます。

サメによる死亡事故が発生していない理由①:サメは実は臆病な性格だから

気性が荒く、目に入った生き物全てに食いつきそうなサメですが、意外とサメは臆病な性格をしています。

選手が乗っているボートはエンジンによって大きく振動し轟音がするので、仮に場内にサメがいたとしても基本的に寄ってきません。

また、サメと一口に言っても人を襲う種類はほんの一握り。

これらから、そもそも選手と人を襲うサメが接触することは滅多にないため、事故が起こる可能性が限りなく0に近いと言えます。

サメによる死亡事故が発生していない理由②:会場と海は区切られているから

昭和30年代までは海岸沿いのほとんどの競艇場が海と接していました。

しかし、次第に競艇をする人口が増えて売り上げが上がり、設備は次第に充実。

その中で競艇場と海の接点はコースの一部のみとなりました。

これにより、サメに限らず水中の生物が場内に侵入するケースが激減し、選手の安全性が向上。

今後は水中生物が起因する事故はほぼ起こらないと見ていいでしょう。

死亡事故は主にレース中に発生している

死亡事故に関する話をしたので、補足でレース中に発生している死亡事故についても解説しておきます。

冒頭でも述べた通り、競艇は『水上の格闘技』と呼ばれる競技。

一歩間違えると死に直結することがあります。

レース中に死亡事故が起こることは決して珍しくはなく、これまで30名以上の選手がレース中の事故により死亡。

ボートレース協会は事故防止に努めていますが、死亡事故を0件に抑えることができていないのが現状です。

競艇の死亡事故一覧

1953年以降、レース中に事故によって死亡してしまった選手はこちらです。

氏名 死亡日 享年 開催場
中田達也 2022年11月6日 29歳 宮島
小林晋 2022年1月12日 44歳 多摩川
松本勝也 2020年2月9日 48歳 尼崎
鈴木詔子 2013年11月2日 52歳 下関
岩永高弘 2010年5月14日 36歳 若松
坂谷真史 2007年2月26日 26歳 住之江
中島康孝 2004年3月28日 26歳 尼崎
木村厚子 2003年5月25日 38歳
沢田菊司 1996年11月6日 48歳 平和島
伊藤公二 1998年3月23日 55歳 浜名湖
有吉貴之 1997年9月4日 27歳
水野定夫 1993年11月22日 48歳 江戸川
清水正博 1989年1月6日 23歳 桐生
宮本力 1985年1月3日 37歳 江戸川
安心院信行 1983年1月24日 30歳 三国
勝股勇 1982年1月23日 38歳 江戸川
花田龍美 1981年8月24日 34歳 大村
一瀬隆 1978年8月14日 27歳 大村
筒井博利 1977年9月30日 31歳 若松
池田博 1973年10月7日 52歳 多摩川
石塚一雄 1972年11月12日 35歳 平和島
蛇山清 1970年11月1日 23歳 鳴門
中村五喜 1968年10月14日 34歳 唐津
半田弘志 1968年5月14日 29歳 若松
中居紘司 1965年12月23日 24歳 芦屋
和泉定治 1965年3月23日 40歳 児島
川添一夫 1965年2月22日 35歳 若松
大西昭 1963年7月9日 31歳 常滑
小笠原政敏 1962年7月25日 28歳 鳴門
中島常价 1962年1月6日 32歳 琵琶湖
大井手善信 1954年2月5日 20歳 唐津
横溝幸雄 1953年12月24日 34歳 唐津
西塔莞爾 1953年1月7日 29歳 児島

最も死亡した選手が少ないのは2010年代の2名。

事故を受けて運営は事故防止の強化に努めますが、競艇の人が走るという性質上、事故を0にするのは極めて難しいようです。

競艇とは切っても切り離せない死亡事故。上記の表が更新されないことを祈るばかりです。

2023年は無事故が続いていたが・・・

2023年に関しては、レース中の事故によって死亡事故は起きていませんでした。

しかし、2023年8月14日に交通事故によって『木村颯』という選手が亡くなってしまいます。

【競艇】ボートレーサーの木村颯選手が死亡!事故の原因は?

25歳という若さでこの世を去ったということもあり、競艇ファン以外の方にも衝撃が走った事故。

一競艇ファンとしてとても残念でした。

ここまで紹介した方々、改めてご冥福をお祈りします。

【競艇】サメによる死亡事故まとめ

この記事では、『競艇においてサメによる死亡事故はあるのか?』という題材について触れてきました。

結論、過去に起きたサメによる死亡事故は0件。

一部の人の間では「サメに喰われて死亡した選手がいる」と囁かれていますが、サメの実態や会場の特性上、信憑性は限りなく0に等しいでしょう。

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