競艇の負けない買い方を徹底解説!負ける原因を把握して負け数を減らそう!
競艇は他の公営ギャンブルと比べると、理論上は当たりやすいギャンブルです。
ただし、当たったからといって100%勝てるギャンブルではありません。
つまり、競艇予想で負けないためにはリスクとリターンのバランスがとても重要ということです。
本記事では、そんな競艇の負けない買い方について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
脱サラし、競艇予想家・ライターとして活動中。競艇歴は19年。様々な雑誌やWEBサイトで競艇に関するコラムを執筆する。データを駆使した予想が得意で的中率は業界トップクラス。個人の予想は12年連続で+収支を継続中。
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競艇で絶対に負けない買い方は存在しない
競艇は知っての通りギャンブルです。
当てることができて初めて配当を受け取ることができます。
しかし、当てることができたとしても、舟券代が配当を上回ってしまう(トリガミ)のであればそれは勝ちとは言えません。
つまり、競艇は当てて且つ利益が出ないと勝ちではないのです。
さらに、100%利益を出す法則はあるものの、それを実現するためには相当な予想力が必要になります。
また、過去のデータ上はプラス収支でも未来は予知できません。
なので、100%負けない買い方というのは存在しないということです。
競艇で負けないためには長期で考えることが大切
絶対に負けない買い方はありません。
次のレースを100%当てる方法なんてないです。
ただし、1レースや1日で見ると負けていても、1ヶ月・半年・1年といった長期間で見てプラスであればそれは負けていないと同義。
勝った負けたを繰り返しても、最終的に勝ち数が多ければ良いのです。
なので、競艇で負けないためには、長期的なスパンで考えることが重要になります。
競艇で負ける人の間違ってる買い方と考え一覧
競艇で負ける人は、そもそもで買い方や考え方が間違っていることがあります。
仮に以下の項目に当てはまっているのであれば、それを改善するだけで負けを減らすことができるでしょう。
- 気持の余裕が勝負の軸になってる
- 予想方法が毎回同じ
- 予想サイト・情報サイトを活用していない
わかっていても実践できていないケースもあるので、それぞれ確認して改善をしましょう。
気持の余裕が勝負の軸になってる
基本的に、人はお金に余裕があれば気持ちにも余裕が出ます。
これは競艇予想も同じです。
例えば、給料日当日であれば「デカく勝負しちゃおう」とか「穴狙い行ってみるか」みたいに考える。
逆に、お金がないときは「一発逆転するしかない」「負けらんねー」って考えます。
これの何がヤバいって、気持ちの余裕が勝負の軸になっているから予想の根本は「デカく稼ぐ」にしかならないんです。
万舟券の発生率なんて17%前後しかありませんし、デカく賭けてもオッズが下がって思ったより稼げないのがオチ。
大きく賭けて時々デカく勝つけど基本は小さくしか勝てないので、結局負けます。
別に悪いことではないですが、この考えで喜ぶのは競艇の運営者だけです。
予想方法が毎回同じ
全国の24箇所に点在する競艇場は、それぞれ違った特徴を有しています。
基本的に1コースが有利なのは変わりませんが、その勝率はバラバラです。
また、実力上位の選手やインコースの選手が勝つことが基本ですが、モーターや天候によってはそんなセオリーはないにも等しい状況になることもあります。
そのため、予想方法はその状況毎に変えなければなりません。
というか、予想方法が毎回同じならそれは脳死です。
いつも3連単だけで予想しているなら、状況に応じて券種を変える。
ボックスばかり使ってるなら、軸を定めてフォーメーションも使う。
このように、予想のボキャブラリーを増やして臨機応変に対応しましょう。
予想サイト・情報サイトを活用していない
予想サイトや情報サイトは、ネット上に数多く存在します。
SNSを合わせれば無限と言ってもいいくらいです。
そして、中には間違った情報を流しているサイトや負けている人をターゲットにして儲けようとする業者も少なくありません。
そのせいか、予想サイトや情報サイトは「使わない方が良い」と考える方も増えてきている印象を受けます。
しかし、私から言わせてみれば、予想サイトや情報サイトは使うに越したことはありません。
なぜなら、普通に調べても出てこない情報や狙い目などが記載されていることが多いからです。
また、有料で販売されている情報を購入しなければ、基本的に騙されたとか詐欺に遭ったとかはありません。
基本無料で使えるサイトが多いので、無料で使えるコンテンツだけ使っておけばいいんです。
優良サイト一覧では、私が検証して良いと感じたサイトを載せています。
もちろん無料で使えるサイトしか載せていないので、ぜひ参考にしてください。
競艇で負けない買い方を解説
競艇で負ける人の買い方や考え方を反面教師にすれば、負け数を減らすことが可能です。
では、それらを踏まえて具体的に競艇で負けない買い方について解説します。
ぜひ参考にしてください。
・競艇場毎の特徴を把握して予想方法を変える
・予想方法は変更しても舟券代は毎回同じにする
・出走表の情報を存分に活かす
競艇場毎の特徴を把握して予想方法を変える
全国の競艇場を「どこも同じ」と考えるのは絶対にやめてください。
桐生競艇場には桐生競艇場の攻略法、丸亀競艇場には丸亀競艇場の攻略法が存在します。
※:各競艇場名をタップすると、詳しい攻略記事をチェックできます。
開催場 | 特徴・傾向 |
---|---|
桐生競艇場 | ナイターのみ開催。ピットから2マークまでの距離が長く、枠なりが崩れやすい。 |
戸田競艇場 | 1コースの選手の1着率が全国平均よりも低い。 |
江戸川競艇場 | 1マークの振り幅が大きくなっており、1コースの選手の1着率が全国平均よりも低い。 |
平和島競艇場 | バックストレッチ側での斜行が禁止なので、1マークで勝負が決まらないことも。 |
多摩川競艇場 | 全速でターンしやすいレイアウトになっているのでスピード戦になりやすい。モーター性能のチェックは必須。 |
浜名湖競艇場 | 進入隊形が乱れやすく、ピット離れからのコース争いが激しくなっている。 |
蒲郡競艇場 | ナイターのみ開催。1マークのバック側が広くスピード戦になりやすい。モーター性能のチェックは必須。 |
常滑競艇場 | レイアウトが独特でスタートが難しい。経験が浅い選手は出遅れたり、フライングしてしまうことも。 |
津競艇場 | 差しやまくり差しが決まりやすい。また、風向きや風速が変わりやすく、コースごとに有利・不利がでてくる。 |
三国競艇場 | 進入隊形が乱れやすい。またまくりが決まりづらく、反対に差しや捲りが決まりやすくなっている。 |
びわこ競艇場 | 気圧が低いので、モータの出足と行き足が悪くなる。枠なり進入が多い。 |
住之江競艇場 | ナイターのみ開催。1コースの選手の勝率が特に高い。 |
尼崎競艇場 | 1コースの選手の勝率が特に高い。また、六甲おろしという独特の風が吹く。 |
鳴門競艇場 | インの逃げが決まりづらい。5コースの勝率が全国平均よりも高い。 |
丸亀競艇場 | ナイターのみ開催。1コースの勝率が全国平均よりも低い。 |
児島競艇場 | スタートが難しい。スタート展示を見て進入時に手間取っていないかどうかの確認が必要。 |
宮島競艇場 | 水面が潮の満ち引きの影響を受ける。また、スタートが難しいので勝負勘が必要。 |
徳山競艇場 | 選手は全速でターンしやすいのでモーター性能のチェックが必須。 |
下関競艇場 | ナイターのみ開催。進入隊形が乱れやすい。 |
若松競艇場 | ナイターのみ開催。1コースの選手の1着率は全国平均よりも高い。 |
芦屋競艇場 | 選手は全速でターンしやすい。モーター性能が良ければ、まくり・捲り差しに期待ができる。 |
福岡競艇場 | 2・3コースの1着率が全国平均よりも高い。アウトの選手にとって1マークが遠いので、アウトはさほど重視なくてもよい。 |
唐津競艇場 | 進入形態が乱れやすい。また、1日の中で風速が変わりやすい。 |
大村競艇場 | 進入形態が枠なりになることが多い。1コースの選手の1着率は全国平均よりも高い。 |
このように競艇場によって特徴は様々。
これは各競艇場ごとにレイアウトや環境がバラバラであるからです。
レイアウトや環境が会場によって違うと、選手・ボートに及ぼす影響も変わってくるので、自ずと荒れやすい競艇場・荒れにくい競艇場と分かれます。
当然、荒れやすい競艇場と荒れにくい競艇場の攻略法は別物。
それぞれの会場の特徴にあう買い方を心がけましょう。
荒れやすい競艇場では単勝や3連複で勝負
荒れやすい競艇場のTOP3は、平和島・江戸川・戸田競艇場。
全国平均の1コースの勝率(52.9%)との比較結果と、荒れやすい原因は以下の通りです。
競艇場 | 1コースの勝率 | 荒れやすい原因 |
---|---|---|
平和島 | 45.8% | 周囲にマンションが多く、ビル風が吹きやすくて荒れた水面になりやすいから |
江戸川 | 45.4% | 上潮や下潮による水位の影響を受けやすいから |
戸田 | 44.7% | アウトコースからインに差されやすいレイアウトとなっているから |
まず1コースの勝率は全国平均よりも7・8%程度低くなっています。
そのため、1コースの選手に少しでも不安があれば、信頼度を落としても問題ありません。
このような『人気を集めやすい1コースの選手の信頼度が低いレース』はオッズが割れることも多いので、配当妙味に期待ができます。
ただし、3連単で予想すると結局点数が増えてしまってトリガミなんてことが多くなりやすいです。
そのため、荒れやすい競艇場では3連複がおすすめ。
2艇排除できればボックス買いでも4点で住むので、舟券代も最低400円で済みます。
高い配当もつきやすいので、荒れやすい競艇場でもワンチャンを狙うような買い方をしなくても負けを減らすことができるでしょう。
荒れにくい競艇場では3連単で勝負
続いて、荒れにくい競艇場をご紹介します。
全国平均の1コースの勝率(52.9%)との比較結果と、荒れにくい原因は以下の通りです。
競艇場 | 1コースの勝率 | 荒れにくい原因 |
---|---|---|
大村 | 68.3% | 追い風が吹きやすく、1コースの選手の味方をする頻度が高いから |
芦屋 | 56.5% | 1コースの選手が有利な条件下で行われる企画レースが多いから |
徳山 | 59.8% | 同上 |
大村競艇場が荒れにくいのは環境が大きな原因。
その点、芦屋・徳山競艇場が荒れにくいのは、意図して鉄板決着しやすい番組が多く作られているからです。
このように荒れにくい要因はいくつかありますが、基本的にはイン有利と考えて問題なし。
ただし、配当が低くなりやすいことは忘れてはいけません。
そのため、荒れにくい競艇場では3連単で予想するのがおすすめ。
軸を絞ることは比較的簡単なので、2・3着の展開予想に注力しましょう。
予想方法は変更しても舟券代の上限は設ける
競艇場毎に予想方法を変えるとしても、舟券代の上限は決めておくことが大切。
なぜなら、舟券代はリスクと同義であり、毎レース異なったリスクで勝負しているなら負けている原因が分かりにくくなるからです。
勝ったとしても「舟券代が大きいから高額の払戻を得ることができた」なんてことになりかねません。
それでは負けている人に逆戻りです。
また、舟券代の上限を定めてその範囲内で勝負することは良いですが、繰り越すことはNG。
繰り越すくらいなら、勝負数を増やすようにしましょう。
レース前に手に入る情報を存分に活かす
出走表には、競艇予想に役立つ情報がたくさん記載されています。
また、展示航走からもをる程度展開を読むことが可能です。
その情報を存分に活かしてください。
・出走する選手の実力
・モーター性能
・展示とスタート形態のチェック
選手の実力
重要視すべき点は以下の4つ。
・階級
・勝率
・平均ST(スタート)
・F(フライング)数
まずは、階級と勝率をチェック。
一般的に階級が高いほど選手に実力があると考えてOKですが、選手の階級が最も高かったとしても、勝率も同様に特出しているとは限らない点には注意が必要です。
続いてチェックするのは平均ST。
この数値が高ければ高いほど好スタートを切ってくれる見込みが高いということなので、予想する際の1つの指標となります。
ただ、選手がF(フライング)持ちだった場合は要注意。
なぜなら、フライングをした選手は重いペナルティが課せられるので、既にフライングした選手はこれ以上ミスを重ねないように思い切ったスタートを切れない場合があるからです。
そのため、いくら勝率や平均STが優れていたとしても、選手がF持ちだった場合は警戒しておきましょう。
モーター性能
レースの勝敗を大きく分けるのは選手の腕ですが、次に関係してくるのがモーター性能です。
モーター性能は大まかに2連率で測ることが可能。
基本的に・・・
- 2連率が40%以上→優れたモーター
- 2連率が30%〜40%→そこそこのモーター
- 2連率が30%未満→イマイチなモーター
と判断して問題ありません。
ただ、モーターは年に1回交換されるので、場合によっては2連率・3連率を割り出すための期間が短く、データが参考にならない場合があります。
以下に各競艇場ごとのモーターの交換月をまとめましたので、勝負する際はご確認ください。
開催場 | モーターの交換月 |
---|---|
桐生競艇場 | 12月 |
戸田競艇場 | 7月 |
江戸川競艇場 | 4月 |
平和島競艇場 | 6月 |
多摩川競艇場 | 8月 |
浜名湖競艇場 | 4月 |
蒲郡競艇場 | 5月 |
常滑競艇場 | 12月 |
津競艇場 | 9月 |
三国競艇場 | 4月 |
びわこ競艇場 | 6月 |
住之江競艇場 | 3月 |
尼崎競艇場 | 4月 |
鳴門競艇場 | 4月 |
丸亀競艇場 | 11月 |
児島競艇場 | 1月 |
宮島競艇場 | 9月 |
徳山競艇場 | 4月 |
下関競艇場 | 2月 |
若松競艇場 | 12月 |
芦屋競艇場 | 5月 |
福岡競艇場 | 6月 |
唐津競艇場 | 8月 |
大村競艇場 | 3月 |
展示とスタート形態のチェック
競艇における勝負は「よーいどん!」でスタートした瞬間からではなく、レース前から始まっています。
まず、レースの前のピット離れからスタートまでの間でスタートコースの争奪戦が開始。
『2号艇だから2コースからスタートしなければならない』といったルールはないので、スタートコースは早い者勝ちとなっています。
ただ、基本的には内側の選手の方が内側のコースを取りやすくなっており、結果的に艇番と同じコースになることがほとんど。
より内側のコースを確保(前付け)しようとする選手もいますが、基本的にはスタート展示と本番の進入隊形は変わらないので、勝負する際はスタート展示を確認しておけば問題ありません。
【まとめ】競艇は状況と情報の理解度で負け数を減らせる
今回は、競艇の負けない買い方についてご紹介・解説しました。
いかがだったでしょうか。
競艇予想は、短期的にみると負けていても長期的に負け数が少なければ負けません。
そのための状況把握や理解度は重要ですが、基礎知識がある方であれば全くもって問題ないでしょう。
また、予想サイトや情報サイトを使うことも勝率アップにつながります。
お金を使わないで使えるものはどんどん利用して、あなたの糧にしましょう。
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