競艇(ボートレース)におけるフライングを熟知すれば予想で有利になる?ルール・罰則・返還とは?

競艇でフライングした時の罰則・ペナルティは?初心者にもわかりやすく徹底解説!

予想したものの、対象のレースで選手がフライングをして分析に要した労力・時間が水の泡・・・

このような経験がある方もいるのではないでしょうか。

競艇は陸上競技やオートレースと違い、選手のフライングがあったとしてもやり直しにはなりません。

レース競技でフライングが起こるとスタートをやり直すのが普通ですが、競艇では失格・欠場扱い、条件次第ではさらに重たい罰則が待ち構えています。

そんな競艇におけるフライングですが、2023年の4月からはさらに罰則が強化。

競艇フライング罰則強化

今まで以上にフライングに対して危機感を持たなくてはならないので、スタートに慎重になりすぎる選手が出てきてもおかしくありません。

つまり、競艇予想をする上でフライングが選手に与える影響を把握しておくことはマストであるということです。

この記事では罰則強化された競艇におけるフライングの詳細はもちろん、基本的な概要も紹介しています。

初心者から上級者まで、誰にとっても有意義な内容になっていますので、ぜひ最後までごらんください。

監修者
競艇予想家・競艇ライター鶴川 学(42歳)

脱サラし、競艇予想家・ライターとして活動中。競艇歴は19年。様々な雑誌やWEBサイトで競艇に関するコラムを執筆する。データを駆使した予想が得意で的中率は業界トップクラス。個人の予想は12年連続で+収支を継続中。

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競艇は『フライングスタート方式』を採用している

では改めて、まずはフライングの概要の前に、競艇ではどのようにスタートを切らなければならないのか説明します。

競艇のスタートで採用されているのは『フランイングススタート方式』。

フランイングススタート方式とは、スタートラインより前から助走を行い、決められたタイミングにスタートラインを通過しなければならないというルールです。

競艇スタートライン

なぜフライングスタート方式が採用されているのかというと、競艇が水上で行われる競技だから。

水面上だと静止することができず、選手はスタートラインに横一列で並ぶことができないので、この方式が採用されています。

決められたタイミングより先にスタートするとフライング

競艇では、選手がどの位置にいようが競艇場に設置されている大時計が0秒を指した瞬間がスタートです。

また、スタートは0.00〜0.99秒の間に切らないといけない決まりになっています。

そのため、選手達は時計の針がこの0秒を指して1秒が経つ前に、全速でスタートラインを超えようと走り出さなければなりません。

大時計

ここで時計の針が0秒を刺す前にスタートをするとフライング。

その時点で斡旋停止や賞典レースの除外などのペナルティが課せられます。

逆に時計の針がこの0秒を指して1秒以上経った後にスタートすると『出遅れ』。

出遅れた場合もフライングと同様に失格となります。

フライングした時に課せられる4つの罰則・ペナルティ

競艇でフライングをしてしまうと重たい罰則・ペナルティが課せられることがわかったところで、さらに詳細を見ていきましょう。

フライングをした時の罰則・ペナルティがこちら。

罰則・ペナルティ

・事故点

・罰金

・賞典除外

・フライング休み

1つずつ見ていきましょう。

事故点

競艇選手はスタート事故(フライング・出遅れ)や違反行為をすると『事故点』が加算されていきます。

事故点が加算されてしまう条件と点数は以下の通り。

条件 事故点
優勝戦でのフライング・出遅れ 30点
優勝戦以外でのフライング・出遅れ 20点
妨害失格 15点
選手責任の失格・欠場 10点
不良航法・待機行動違反 2点

これらの事故点は一定の周期ごとにカウントされるので、期が変わるとリセットされますが、選手が罰則を受けても減ることはなく常に加算されていきます。

この事故点は『事故率』を割り出すときに用いられ、級別審査期間の事故率が0.70を超えると選手は来期にB2級に降格。

事故率は、事故点の合計÷出走回数で求めることができます。

フライングや出遅れで事故点が加算され降格した場合、フライング休みも課せられるので、そこから挽回するのはかなり難しくなるでしょう。

罰金

あまり知られていませんが、フライングをすると罰金が課せられます。

1回目は6万円。

2回目は碧南訓練場までの交通費+罰金=10万円を納付しなくてはなりません。

イレギュラーなのは2回目。

これは選手が全国各地から来る都合上、かかる交通費が人によって違うからこのような料金形態にしているそうです。

賞典除外

賞典除外はその節の賞典レースに出場できなくなる罰則です。

賞典レースは簡単にいうと、優勝戦・準優勝戦・選抜戦などの勝利した際の賞金が高いレースです。

特に獲得賞金が高い優勝戦に参加できないのは選手にとって大きなデメリット。

収入に大きく響いてくるので、モチベーションが下がってしまう選手も少なくありません。

優勝戦の賞金は74万円以上。対して、一般戦のレースの賞金は1着でも10万円程度です。※一般競争の場合

賞典除外となった選手は、その節で好成績を残したとしても賞典レースに出場できないので、無理に着順を上げる必要がなくなります。

中には1着を取る必要がなくなった時点で本来の力を出さなくなる選手がいるかもしれません。

そのため、その節でフライングをした選手が出走する際、他の出走メンバーより明らかに優れていたとしても、1着になるとは限らないという見方をしてもいいでしょう。

フライング休み

フライング休みとは、一定の期間斡旋(出場)が停止されることです。

事前に出場予定があるレースには参加できますが、その後はフライング休みとなり、その期間が終わるまで斡旋がありません。

フライング休みの期間はフライングの回数によって変わります。

以下はフライング回数と休み期間をまとめた表です。

フライング回数 休み期間
1回目 30日
2回目 60日
3回目 90日
4回目 180日

フライング休みのペナルティは、今までのレースでフライングした回数が合算されます。

例えば2回フライングをした場合『30日60日』の合計90日間のフライング休み。

仮に3、4回フライングしてしまうと半年以上出走できないので、収入の大部分をレースの賞金が占めている選手にとっては死活問題です。

資金に余裕がない選手は生活ができなくなり、引退を選ぶことも。

フライング休みは相当厳しい処分といってもいいでしょう。

フライング回数が増える・特定の条件下ではさらに重たい罰則も・・・?

フライング回数が2回以上、また重賞レースでの特定のレースでフライングをすると、選手はさらに重たい罰則・ペナルティを受けることになります。

罰則・ペナルティ 条件
スタートの再訓練 前回のフライングから90走以内にフライングした場合
即日帰郷 同じ節の間にフライングを2回した場合
重賞レースへの選出除外 重賞レースの優勝戦・準優勝戦でフライングした場合

罰が軽い順に1つずつ見ていきましょう。

スタートの再訓練

前回のフライングから起算して90走以内にフライングをすると、愛知県の碧南市にある選手会の常設訓練所でスタート再訓練を受ける必要があります。

教習を受ける期間は2、3日。宿泊費や交通費は自腹だそうです。

即日帰郷

競艇場は全国に24ヶ所あり、選手は場合によっては出場する競艇場に出張します。

ただし、即日帰郷のペナルティが課せられると、その日のうちに地元に帰らなくてはなりません。

即日帰郷が言い渡される条件はこちらです。

条件 詳細
前検で不合格になった場合 レース前に行われる前検で規定値以上の体調不良が見られた場合や、選手であることを証明する選手登録証を持参していなかった場合に適用
スタート事故を起こした場合 同じ節の間に2回『フライング』『出遅れ』をしてしまった場合に適用
失格行為を行った場合 周回方向や周回回数の誤認・タイムオーバー・転覆、沈没、落水・危険な転舵・危険なときに道を譲らない等の失格行為を行った場合に適用

即日帰郷になると当然、レースに出場することは不可能。

ただし、その日に2レース出場することになっていた場合、1レース目で即日帰郷を言い渡されたとしても2レース目に出場することは認められています。

重賞レースへの選出除外

G1など大事な重賞でフライングをしてしまった時、フライング休み以外にもより重たい罰則が与えられます。

SG優勝戦でのフライング 12ヶ月間のSG選出除外、フライング休み消化明け後、6ヶ月間(182日間)G1、G2選出除外
SG準優勝戦、賞金王決定戦トライアル、順位決定戦でのフライング 以後のSG4節選出除外、フライング休み消化明け後、3ヶ月間(91日間)G1、G2選出除外
G1、G2優勝戦でのフライング フライング休み消化明け後、6ヶ月間(182日間)G1、G2選出除外
G1、G2準優勝戦でのフライング フライング休み消化明け後、3ヶ月間(91日間)G1、G2選出除外

大きなレースになるほどペナルティは重くなり、出場停止によってクラス落ちしてしまうこともあります。

クラスが落ちるということは収入がその分減るということなので、選手はフライングを避けたいでしょう。

しかし、フライングを恐れていては大きなレースでは勝つことが難しいというジレンマ。

選手たちのスタート勘や風を読む力がキャリアに大きく響くと言っても過言ではありません。

【2023年3月最新版】競艇のフライングの新基準とは?罰則の強化内容とは?

競艇フライング罰則強化

日本モーターボート競走会は3月23日、SG・G1・G2の優勝戦、準優勝戦でスタート事故を起こした選手に対する罰則を2023年から見直すと発表しました。

これにより、変更された内容は次の通り。

変更前 変更後
 SG(優勝戦):1年間除外  SG(優勝戦):2年間除外
 SG(準優勝戦):4SG除外  SG(準優勝戦):1年間除外
G1・G2(優勝戦):6ヶ月除外 G1・G2(優勝戦):1年間除外
G1・G2(準優勝戦):3ヶ月除外 G1・G2(準優勝戦):半年間除外

変更後は変更前に比べて除外される期間が2倍に。

この件について世間はこのように反応しています。(参考:Yahoo!ニュース)

あまりにも守りに徹し過ぎましたね。 確かにフライングによる返還は痛いでしょう。レースの位が上がれば尚更の事ですが、それなら違反点数制にして前期・後期の何れかで一定の点数を上げたら、次の期でSGやG1等のグレードレース一部もしくは全てに出られない。 あくまでもフト思った私案なんですが、こうでもしないと、レースの面白みが削がれてしまって、気づけば殆んどのレースが「印賀『絶対』勝男」状態になり、再び売り上げがガクンと落ちてしまいそうだ。 そんなボートレースは観たくもないし、足も運びたくなくなる。

くだらねえなぁ。厳罰化したらそれだけつまらなくなるし、グランプリに意義がなくなるよ。本当に愚策。ボート業界は何を勘違いしているんだか。 スタートで攻める選手が大一番でビビったら、どうにもならんでしょ。アホらしくてやっていられないよ。返還はボートならではのファンに対する誠意なのに、何が何でも売り上げだけ確保したいのか。

主に上がっているのは批判的な声。

表ではスタート事故防止のための厳罰化ですが、中には「運営が売上を落としたくないだけでは?」と勘ぐる方や、「この罰則が意味あるものとは思えない」という方もいました。

この厳罰化によりスタートタイミングギリギリを攻める選手は減ってしまうでしょう。

競艇ファンからすると、そんなギリギリの勝負を見る機会が減ってしまうのは悲しいことですよね。

この厳罰化が今後のレースにどのように影響してくるか。ファンとして見守っていく他なさそうです。

選手がフライングをした時舟券はどうなる?

少し話が逸れてしまいましたが、ここまで競艇でフライングをした時の選手目線での影響について紹介してきました。

続いては、レース中にフライングをした時、舟券を購入した私たちがどのような影響を受けるのかを紹介していきます。

以下がフライングが舟券に与える影響です。

影響 詳細
舟券代が返還される フライングが起きた場合、フライングした選手が絡んでいる舟券は全額返還となります。例えば、1号艇がフライングした場合、1号艇の単勝・複勝はもちろん、1号艇が絡んでいる2連単・3連単も返還対象です。
対象レースのオッズが下がる 選手がフライングをしまった場合は、その返還分を舟券代から抜いた金額で再計算するので、オッズは本来より下がってしまいます。なぜなら、競艇の払い戻しは、舟券の総売り上げから運営の取り分である25%を差し引いた、残りの75%を的中した人で山分けという仕組みだからです。

選手がフライングを起こした際の罰則・ペナルティが厳しいのは、フライングの有無が運営の利益に直結しているから。

特に、人気のある選手がフライングをしてしまった場合の運営にとっての損失は計り知れません。

また、出走メンバーの中にフライングをした選手がいることで、払い戻し額が大きく下がってしまったという経験をしたことがある方もいるでしょう。

ただ、ここまで紹介してきたペナルティを考えると、わざとフライングをする選手はいないと思うので、我々競艇ファンは寛大な心で選手を見守る必要があります。

スタート後の転覆・落水・エンストは返還対象ではありませんのでご注意を。

競艇のフライングに関するよくある質問

ここでは、マスターズが実際に頂いた競艇のフライングに関する質問に答えていこうと思います。

寄せられていた質問がこちら。

よくある質問

①:選手のフライングはいつ消える?一定期間でリセットされる?

②:フライングしているはずなのに出走表にその記載がない選手がいるのはなぜ?

③:初心者以外でもフライングはする?

④:フライングが起こりやすい競艇場はある?

まず、①の問いですが、選手のフライングは一定期間でリセットされます。

リセットされるタイミングは年に2回。

  • 前期:5月1日〜10月31日(適用:1月1日〜6月30日)
  • 後期:11月1日〜4月30日(適用:7月1日〜12月31日)

上記のタイミングを迎えると、フライング0の状態になります。

仮に前期で2回フライングをしていたとしても、11月になれば0になるというわけです。

「フライングしているはずなのに出走表にその記載がない選手がいるのはなぜ?」という問いですが、それはその選手が隠れフライングを持っているから

隠れフライングとは前の期にフライングをしてしまい、フライング休みを消化しないまま新しい期に移行した状態のことです。

フライングを持っている選手は通常、出走表に『F1』や『F2』と記載されます。

しかし、期が新しくなると前の期の『F(フライング)・L(出遅れ)・事故点』などがリセットされ、記載がなくなってしまうことから隠れフライングと呼ばれるというわけです。

選手が隠れフライングを持っているかどうかは、競艇日和というサイトで確認することが可能。

競艇日和が公開している出走表では、選手ごとの未消化のフライングが見れます。

特に、フライング回数がリセットされる5月・11月は隠れフライング持ちの選手がいないかどうかチェックしておきましょう。

さて、残るは『初心者以外でもフライングはする?』『フライングが起こりやすい競艇場はある?』という質問。

こちらに関しては私独自の考えがあるので、1つずつ重点的に解説していきます。

フライングしてしまうのは初心者だけじゃない?

競艇でフライングをしてしまうのは初心者だけではありません。

実は熟練者でもフライングをしてしまうこともあります。

特に2023年の3月に行われた、ボートレース平和島のSGである『第58回ボートレースクラシック』では、実力選手のフライングがかなり目立ちました。

ここからは、私が印象に残っているフライング事故についてご紹介。

紹介する選手は次の3人です。

フライングした選手

・遠藤エミ選手

・松井繁選手

・中村日向選手

それぞれ詳しく見ていきましょう。

遠藤エミ選手のフライング

遠藤エミ選手

まず紹介するのは遠藤エミ選手

彼女といえば、昨年のクラシックで女子レーサー初のSG制覇を果たしたことや、2022年における賞金女王に輝いたことで有名です。

そんな連覇に期待がかかっていた遠藤エミ選手ですが、このフライングにより連覇の可能性が消失。

5月23日に開催される『SG芦屋オールスター』を走った後、30日間のフライング休みに入るので、6月に徳山で開催されるSGグランドチャンピオンには出場できなくなりました。

松井繁選手のフライング

松井茂選手

競艇界で王者と呼ばれている松井繁選手も、遠藤エミ選手と同じボートレース平和島のSGにてフライングをしてしまいました。

本番ではピット離れで遅れて前付けの2コース進入。

100m付近の深い起こしとなり、コンマ02のスリットオーバーでした。

それまでは完走で予選突破当確だったので、驚いたファンも多いでしょう。

中村日向選手のフライング

中村日向選手

2月の四国地区選手権での優勝でクラシックの切符を得た中村日向選手

自身はもちろん、登録番号が5,000番台の選手として初のSG出場ということで期待が高まっていましたが、初日の4Rでフライングをしてしまいました。

また、プラス04のスリットオーバーで賞典除外。

斡旋が入っている5月の児島G1周年以降に30日間のフライング休みに入ります。

期待のルーキーだけでなく、有名な実力者でもフライングをしてしまうことがわかりました。競艇ファンからすると残念ですが、ギリギリな勝負をしての結果ですので、我々ファンは理解しなくてはなりませんね。

フライングが起こりやすい競艇場はある?

ルーキー・ベテラン問わず、フライングをしてしまう時はしてしまうことがわかりました。

フライングの要因は、その日の状況や選手のコンディションによって様々。

このあたりは不確定要素なので、フライングするか否か読み切ることはできません。

我々ができるとしたら、フライングが起こりやすい競艇場を把握しておき警戒すること。

ということで、ここからはフライングが起こりやすい競艇場を紹介していきます。

私がフライングが起こりやすいと睨んでいるのは次の2会場です。

会場名

・平和島競艇場

・福岡競艇場

まず紹介するのは、遠藤エミ選手をはじめとする実力者でも完璧なスタートを切り損ねてしまう平和島競艇場

平和島競艇場

私が平和島競艇場でフライングが起こりやすいと考えている大きな理由は、強い風が吹く日が多いからです。

平和島競艇場は海が近く、季節風の影響を受けやすくなっています。

さらに、バックストレッチ側にはマンション群が建ち並んでおり、その建物の間が風の抜け道となっているので、ビル風が水面上に流れ込んでくる頻度は相当なもの。

強風でその分スピードに乗ってしまい、想定より早くスタートを切ってしまうなんてことも珍しくありません。

続いて、福岡競艇場

福岡競艇場

福岡競艇場は海水と淡水がぶつかってうねりが発生することで有名です。

また、博多湾からの波や博多湾に入港する船の影響により、複雑なうねりが発生することも。

うねりが発生すると、選手はレース中に思うように艇を操縦できなくなります。

場合によってはそのおかげで荒れやすくなり、思わぬ高配当が飛び出すこともありますが、フライングする選手が出て返還・もしくは払い戻し金額が大きく下がることもあるのでご注意を。

競艇フライングまとめ

ここまで、競艇のフライングについてご紹介してきました。

フライングの罰則・ペナルティを知ると、選手がいかに過酷な環境で戦っているのかご理解いただけたかと思います。

ここで紹介した内容を把握しておけば、フライング持ちの選手がどう走るか。

知識がない方よりもより高度な予想をすることができます。

競艇予想とフライングは切っても切り離せないものなので、必ず私が紹介した内容は全て頭の中に入れておいてください。

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