競艇フォーメーションのおすすめ戦略と最新データ
今回は、競艇フォーメーションのおすすめの戦略を解説していきます。
競艇(ボートレース)で勝つには、フォーメーションという舟券の買い方を上手に使いこなすことがポイントです。
フォーメーションは予想の自由度が高く、上手く活用すれば的中率と回収率のバランスを向上させることができます。
本記事では、フォーメーションの基本的な考え方から、最新データを活用した戦略、実践的な予想のコツ、高配当を狙う買い目例、さらによくある失敗例とその回避策、よくある質問などをコンパクトに整理して解説します。
この記事で わかること |
---|
フォーメーションを おさらい! フォーメーションの メリットとデメリット 流しとボックスとの違い |
フォーメーションの 最新データを活用した戦略 |
データだけでは不足! 天候や水面コンディションの影響と 展開予想のポイント |
二度と失敗を 繰り返さない! フォーメーションの よくある失敗と回避策 |
1号艇を軸にすべき? 初心者でも フォーメーションは使える? よくある質問と回答 |
各セクションの情報を表にまとめ、直感的に理解できる形でご紹介します。
競艇予想歴にかかわらず、フォーメーションでの勝率を上げたいなら役立つ情報なので、ぜひ最後までご覧ください!

脱サラし、競艇予想家・ライターとして活動中。競艇歴は19年。様々な雑誌やWEBサイトで競艇に関するコラムを執筆する。データを駆使した予想が得意で的中率は業界トップクラス。個人の予想は12年連続で+収支を継続中。
目次[表示]
フォーメーションの基本的な考え方(種類ごとの違い)
まずはフォーメーションとは何か、そして類似する買い方である「ボックス」や「流し」との違いを押さえましょう。
フォーメーションは複数の着順パターンを網羅でき、自分で買い目を絞れる自由度の高さが特徴です。
以下に主要な舟券の購入方法の特徴を整理しました。
買い方 | 概要 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
流し | 1着や2着など特定の着順を 特定の艇で固定し、 他の着順は全通り購入 する買い方。 例:「1-3流し」 (1着1号艇、 2着3号艇固定、 3着は全艇)。 | 固定した艇が 着順通り来れば 高確率で的中する。 買い目を網羅でき 予想が絞りづらい レースでも対応可能。 | 買い目点数が増えがち で投資額が大きくなる。 固定した艇が着順を 外すと全滅する。 配当が低い組み合わせ ではトリガミ (的中しても配当が 購入額を下回る) になりやすい。 |
ボックス | 複数の艇を選んで 全ての組み合わせを 購入する買い方。 例: 1・2・3号艇のボックス= 「1-2-3」「1-3-2」「2-1-3」 「2-3-1」「3-1-2」「3-2-1」 の6点買い。 | 選んだ艇が上位に来れば 順番に関係なく必ず的中 するため、 初心者でも当てやすい。 展開予想が難しい レースでも 対応しやすい。 | 組み合わせを全買いするため 点数が多くなり、 投資額がかさむ。 人気サイドの決着では 配当が低くなり、 的中しても負けに つながりやすい。 |
フォーメーション | 着順ごとに複数の艇を指定 して組み合わせを作る買い方。 例: 「1着=1号艇」 「2着=2・3号艇」 「3着=2・3・4号艇」 のフォーメーションでは 4通りの組み合わせ (1-2-3, 1-2-4, 1-3-2, 1-3-4)。 | 柔軟に買い目を 絞れるため、 予想に沿った購入 が可能。 不要な組み合わせを 省けるので、 点数を抑えつつ 的中率と配当の バランスを狙える。 | 予想が外れた組み合わせ はカバーできないため、 穴があれば外れる。 ボックスに比べ購入ミス (漏れ)のリスクがある。 予想力が問われ、 初心者にはやや難しい。 |
フォーメーションは、ボックスより点数を減らせて
効率的ですが、予想が当たらないと的中できません。
一方、流しやボックスは点数が多くなりますが
網羅性が高いです。
レースの状況に応じて、当てやすさ重視ならボックス、
配当効率重視ならフォーメーション
というように使い分けると良いでしょう。

フォーメーションの
おすすめの戦略を
解説していきます!
最新データを活用した戦略(出目ランキング、選手の勝率・連対率)
次に、最新のデータを用いてフォーメーション戦略を立てる方法を見ていきます。
近年のレース結果データから、出やすい組み合わせ(出目)や選手の成績傾向を知ることで、予想の精度を高めることが可能です。
出目ランキングから見る傾向
過去のレースの出目ランキングを参考にすると、どのような組み合わせが頻出しているかが分かります。
以下は全国の競艇場における最近の3連単出目上位例です(※2023年データ)。
順位 | よく出る3連単 の組み合わせ (出目) |
出現率 (全国平均) |
平均配当 |
---|---|---|---|
1位 | 1-2-3 | 約7.7% | 1,089円 |
2位 | 1-2-4 | 約5.9% | 1,323円 |
3位 | 1-3-2 | 約5.7% | 1,483円 |
4位 | 1-3-4 | 約4.9% | 1,542円 |
5位 | 1-2-5 | 約3.9% | 1,890円 |
上位の出目はいずれも1号艇が1着の組み合わせです。
2着には2号艇か3号艇(時折4号艇)までが多く、5号艇・6号艇は3着にしか絡まない傾向が強いことがわかります。

相手は2・3号艇中心」
という形が
最も的中しやすいパターン
と言えますね!
ただし、その分配当も低め(上表1位の1-2-3は平均オッズ約10倍)なので、堅いフォーメーションとして抑える一方、配当を狙う場合は後述のように工夫が必要です。
参考までに、2連単(1着と2着を当てる舟券)でも
全国平均で「1-2」が約18.7%と突出して多く、
次いで「1-3」(15.3%)、「1-4」(8.6%)と続きます。
インコース(1号艇)の強さがデータにも表れています。
選手の勝率・連対率データの活用
フォーメーションを組む際は、各選手の勝率や2連対率といった成績データも重要な判断材料です。
勝率とはその選手が1着になる割合、連対率は2着以内に入る割合を示します。
数値が高い選手ほど上位に絡む可能性が高く、軸にしやすいと言えます。
以下は選手のタイプ別に見た勝率・連対率の一例です。
選手タイプ | 勝率 (1着率)※ | 2連対率 (1〜2着率) | 特徴・ 戦略 |
---|---|---|---|
トップ級 | 約30% (勝率8.00前後) | 50%以上 | 実力・信頼度ともに高く、 1号艇になることが多い。 フォーメーションの軸に最適。 |
中堅級 | 15〜20%(勝率5.50前後) | 30〜40% | 実力は平均的。 展開次第で上位も狙える。 軸にも紐(相手)にもなり得る。 |
下位級 | 5〜10% (勝率4.00前後) | 20%以下 | 上位入着が少なく不安定。 フォーメーションでは穴要員か 思い切って切る対象。 |
※勝率は目安として全国勝率(年間の平均競走得点率)からおおよその1着率に換算したもの。
レース予想の際は、出走表に載っている選手データをチェックしましょう。
例えば勝率が高く連対率も50%以上あるエース級の選手がインコースにいるなら、その選手を1着に固定する価値が高いです。
一方で連対率が一桁%の選手が相手候補の場合、2着以内に入る可能性は低めなので思い切って外す判断も有効です。

軸と紐を選ぶことで、
フォーメーションの
的中精度を高めること
ができます!
実践的なフォーメーション戦略!展開予想のコツや天候・水面コンディションの影響
フォーメーションで精度高く的中を狙うには、データだけでなくレースの展開予想や当日のコンディションも考慮しましょう。

状況次第で当たりやすさが
変わります!
以下に、展開予想のポイントや天候・水面の影響と対策をまとめます。
要素 | 影響・傾向と 予想のコツ |
---|---|
コース(枠番) | 基本的にインコース有利。 1号艇はスタートから先マイ (第1ターン先取り) しやすく逃げ切り勝ちが多い。 一方、アウトコース(5・6号艇) は不利ですが、実力者が 大外にいる場合はまくり一発も警戒。 コース傾向から軸と相手を判断。 |
スタート力 | 選手のスタートタイミング の差は展開に直結。 例えば、外枠でもスタート巧者がいると、 まくりやまくり差しで上位に食い込む 可能性があります。 スタートが速い選手は2着候補に入れる、 逆に遅い選手は評価を下げるなど、 フォーメーションに反映。 |
モーター性能 | 良機(2連対率の高いモーター) を搭載した艇は伸びや出足が良く、 実力以上に健闘することがあります。 直前の展示タイムやレース足を見て、 機力のある艇は積極的に紐に加えると 高配当の伏兵になる場合も。 |
天候・水面状況 | 風や波の強さでイン有利/不利が変化。 波風が強い荒れ水面では、 操縦技術の差が出て アウト勢の台頭も増えるため、 1号艇の信頼度が下がり波乱含みに。 ナイターや冬場など水温が低いと モーターパワーが落ち、軽量な選手や プロペラ調整巧者が有利なことも。 天候・水面に応じてフォーメーションの 軸や紐を柔軟に調整しましょう。 |
上記のように、イン有利といっても絶対ではなく、
スタート一つで形勢が逆転することもあります。
信頼できる軸(本命艇)を決めたら、
「その軸が負けるとしたらどんな展開か?」
を考えてみるとよいでしょう。
例えば
「1号艇が凹むと3号艇のまくりが決まるかも」
などシナリオを描けば、
自ずと相手に押さえるべき艇が見えてきます。
高配当狙いのフォーメーション例
フォーメーションの醍醐味は、高い的中率だけでなく高配当を狙った買い方ができる点にもあります。
人気どころの組み合わせだけでは配当は低くなりがちなので、波乱を味方につけるフォーメーションも取り入れてみましょう。
以下に高配当を狙う代表的な買い目例を示します。
フォーメーション例 | 点数 (組数) | 狙いどころ・特徴 |
---|---|---|
「2艇-全-2艇」 (例: 1・3着=本命A・B、 2着=全通り) | 8点 (※) | 本命級の選手が2人いるレースで有効。 1着と3着を2艇で固定し、2着は全艇流す。 実力上位2人が勝つ展開に加え、 2着に伏兵が割って入る波乱も 逃さず拾える。 的中すれば配当が 跳ね上がりやすい買い方。 |
「1艇-全-1艇」 (例: 1着=本命A、 3着=対抗B、 2着=全通り) | 4点 | 絶対的本命と対抗格がいる場合に有効。 1着と3着をそれぞれ有力選手で固定し 間の2着にあえて全通りの穴を開けておく。 人気決着に中穴を絡めるフォーメーションで、 点数を抑えつつ高配当を期待できる。 |
※「2艇-全-2艇」は6艇立てレースの場合、2通り(本命AとBの着順入替)×4通り(残り4艇が2着)=8点。
これらの買い方では、本命サイドが絡みつつも一部に穴要素を含めることで、高め配当を射止めるチャンスを狙っています。
ただし当然ながら的中率は下がるため、資金配分や購入レースの取捨選択に注意しましょう。

だけ高配当狙いを
織り交ぜるのがポイントです!
よくある失敗と回避策
フォーメーションで陥りがちな失敗パターンとその回避策を整理します。
どんなに優れた戦略でも、ミスをすれば成果は出ません。
以下の表で自分の買い方を見直してみましょう。
失敗例・ 落とし穴 | 内容・ 問題点 | 回避策・ 改善ポイント |
---|---|---|
買い目点数の 増やしすぎ (広く買いすぎ) | 的中を狙うあまり フォーメーションでほとんど 全通りに近い組み合わせまで 買ってしまうケース。 結果として点数オーバーで 投資額が増大し、 的中しても回収率マイナス (トリガミ)になりがち。 | 予想にメリハリをつける。 切る勇気を持ち、来る可能性が 低い組み合わせは思い切って外す。 どうしても不安な場合は 資金配分で厚弱をつけ、 投資額を調整する。 |
本命艇を 外しすぎ (穴狙い過多) | 高配当を狙うあまり、 1号艇など有力な本命選手を 敢えて軸から外す買い方。 確かに高配当期待だが、 出目データで最頻出の 組み合わせを捨てているため 的中率は大きく低下。 頻繁に外れて資金が尽きる恐れ。 | 本命は基本押さえるのが鉄則。 高配当狙いでも、本命艇は紐に回すなど 何らかの形で組み込むのが無難。 どうしても外すなら、 ごく一部のレースに限定し 資金も少額にする。 |
データ無視・ 勘頼みの予想 | 選手の調子や過去成績、 モーター情報などを見ずに 勘や好き嫌いだけで舟券を買う。 フォーメーションの意味がなく、 的外れな予想になりがち。 | 必ず情報チェックを習慣に。 出走表の勝率・連対率、 直前の展示タイム、 レース傾向データなどから 根拠を持った予想を立てる。 データに裏付けられた 買い目はブレにくい。 |
レース条件 の見落とし | 天候やコース特性を考慮せずに いつも同じパターンで 買ってしまう。 例えば荒天時でも「イン固定」に 固執すると波乱についていけない。 | 当日の条件を確認。 風向き・強さ、水面の状況、 当地の傾向を踏まえて 軸や流し方を調整する。 例えば 「荒れそうだからボックスに切替」 など戦略を柔軟に。 |
フォーメーション の使いどころ誤り | そもそも不向きなレースで フォーメーションを 使っているケース。 大混戦で予想困難なレースに 無理に絞った買い目を組んで外す、 逆に堅いレースで 点数を広げすぎる等のミス。 | レース選びが肝心。 フォーメーションは 「軸がはっきり決まるレース」で使う。 予想困難なら割り切って ボックスや流しにするか、 見送る判断も重要。 堅いと踏んだレースでは点数を抑え、 混戦は手広くなど使い分けを意識。 |
このような改善ができるようになれば、基本的にフォーメーションで大敗するようなことはなくすことができます。
まずは、これまでの負けたレースで予想と結果にどのような違い(ミス)があったのかを見つけ、上記のどれにあたるかを把握。
その後改善策を試して、仮に負けてしまったらもう一度確認する、というように繰り返すと最終的に高い勝率をキープする事ができます。

繰り返していくことで
負け数はどんどん
少なくなっていきます!
よくある質問と回答
最後に、フォーメーション戦略に関してよくある質問にQ&A形式で簡潔にお答えします。
ボックスの方が的中率自体は上がります。
選んだ艇が上位に入れば順不同で当たりになるためです。
ただし点数が多く資金効率は下がりがちです。
一方フォーメーションは予想が当たれば点数を絞れる分リターンも確保しやすく、的中率と回収率のバランスに優れます。
予想に自信があるときはフォーメーション、難解なレースではボックス、と使い分けるのがおすすめです。
買い目点数はレースの荒れ具合にもよりますが、3連単なら4〜10点程度に収めるのが一つの目安です。
点数を増やしすぎるとトリガミのリスクが高まります。逆に極端に絞りすぎると外れやすくなるため、配当と相談しながら適切な点数に調整しましょう。
データ上、1号艇の1着率は非常に高く基本は軸向きです。
しかし絶対ではありません。モーター不調やスタート遅れ、苦手水面などでインが崩れるケースもあります。
オッズが極端に低い本命戦では無理に買わず見送る判断も必要ですし、フォーメーションを組む場合も本命決着用と波乱用を用意するなど工夫しましょう。
高配当狙いは的中率が下がるため、資金管理が重要です。
点数を絞りすぎず適度に流す、安全策の舟券と組み合わせてリスクヘッジする、といった工夫をしましょう。
一発狙いでも無理な大穴ばかり狙わず、根拠のある穴(例えばスタート巧者が展開を突くパターンなど)に絞ることで的中率を高められます。
はい、最初は戸惑うかもしれませんが慣れれば初心者でも有効に使えます。
むしろフォーメーションは買い目を自分で調整できる分、慣れれば収支向上に役立つでしょう。
ただ、最初はボックスなど簡単な買い方でレース展開を読む練習をし、徐々にフォーメーションに移行すると安心です。 |
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