競艇「1-2-9」完全ガイド!データと戦略で舟券的中率を上げる方法

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競艇(ボートレース)では、予想の方法として様々な買い方がありますが、中でも「1-2-9」という舟券戦略は的中率を高める手法として注目されています。

「1-2-9」とは、1着と2着を特定の艇に固定しつつ、3着は全ての艇を押さえる買い方です。

本記事では、「1-2-9」とは何かという基本から、その出現率や配当データ、競艇場ごとの傾向、効果的な買い方・戦略、具体的な戦術、そしてよくある質問まで網羅的に解説します。

この記事で
わかること
「1-2-9」の「9」
は全艇という意味!

「1-2-9」の基本を解説
「1-2-9」の核は「1-2」
「1-2」の出現率と平均配当
「1-2-9」の買い方戦略!
基本の購入方法から
応用的な買い方
戦略ポイントを解説
データ分析と状況判断で
的中率の高いレースを選択しよう!
「1-2-9」を使いこなすための
具体的な戦術
「1-2-9ばかり買えばで儲かる?」
「1-2-9以外に的中率が上がる買い方は?」

よくある質問と回答

データに基づいた戦略で舟券的中率向上を目指す競艇ファンの方は、ぜひ参考にしてください。

監修者
競艇予想家・競艇ライター鶴川 学(42歳)

脱サラし、競艇予想家・ライターとして活動中。競艇歴は19年。様々な雑誌やWEBサイトで競艇に関するコラムを執筆する。データを駆使した予想が得意で的中率は業界トップクラス。個人の予想は12年連続で+収支を継続中。

「1-2-9」とは何か?基本解説

競艇における「1-2-9」とは三連単舟券のフォーメーションを表す略記法で、1着に1号艇、2着に2号艇を固定し、3着は出走全艇を対象に購入するという意味です。

ここで「9」は「全通り」(全艇)を指す競艇用語で、電話投票の番号入力で全通りを選ぶ際に「9」を押すことから広まった表記です。

6艇立てのレースにおいて1着=1号艇・2着=2号艇と決めた場合、残る3着候補は4艇(3~6号艇)となるため、「1-2-9」は合計4通りの組み合わせとなります。

1-2-9の組み合わせ

・1-2-3
・1-2-4
・1-2-5
・1-2-6

(合計4点)

例えば100円ずつ購入すれば合計400円の賭け金となり、この中のいずれかで決着すれば的中です。

「1-2-9」は、
3連単「1-2-全艇」と
同じ意味です!

1-2-9が主に使用される場面

1-2-9は「1号艇と2号艇が順当に1着・2着になりそうだが3着は絞れない」というケースで使われる買い方です。

インコース(1号艇)が有利なセオリーがある競艇では、実力上位の選手が1号艇・2号艇に入った場合、この2艇がワンツー(1着・2着)を決める展開がよく見られます。

そのようなレースで3着候補が混戦だったり、大穴(人気薄)が紛れこみそうだったりする時に、確実に拾っておきたい3着を「流し(全通り)」にするのが1-2-9の戦略です。

堅い1・2着予想に対して、
3着のみ手広く押さえる
ことで的中率を
高める狙いがあります!

「9」が意味するもののおさらい

繰り返しになりますが、「9」という数字は「全て」=「流し」を意味しています。

競艇のマークカードや投票サイトでは、「全通り買い」を指示するためにこの数字が使われます。

例えば電話投票では「9」を入力することで残りの選択肢を全て買う操作になり、マークシート式の投票カードでも「9(全通り)」という欄をマークすることで同様の指定が可能です。

こうした理由から、ベテランのファンや専門紙などで舟券予想を書く際に「1-2-9」という略号が今も用いられており、一見すると「9号艇?」と戸惑う初心者もいるかもしれませんが、「9」は架空の艇番ではなく「全ての艇」を指すキーワードなのです。

1-2決着の出現率と配当データ

「1-2-9」舟券が魅力的なのは、1号艇=1着・2号艇=2着という決着パターン自体が競艇で非常に起こりやすいパターンだからです。

では実際にどの程度この形が出現しているのか、過去の膨大なレースデータから見てみましょう。

また、頻出するということは配当面ではどのような傾向があるのかも合わせて確認します。

「1-2」の全国平均の出現率は約20.1%

過去の全レースを対象に三連単の出目を集計した統計によれば、「1-2-◯」(1着1号艇・2着2号艇)という組み合わせは全体のおよそ20%前後(5レースに1回程度)と高い出現率を占めています。

特に頻出する具体的な決着は「1-2-3」で、単独で約7.7%という突出した確率を持ち、全場総合で最も起こりやすい三連単出目です。

次いで「1-2-4」が約5.9%、少し下がって「1-2-5」が約3.9%、「1-2-6」が約2.6%と続きます。

以下に主要な「1-2」決着パターンの頻度と平均配当をまとめました。

三連単の組み合わせ 出現率(全国平均) 平均配当金
1-2-3 約7.7% 約1,089円
1-2-4 約5.9% 約1,323円
1-2-5 約3.9% 約1,890円
1-2-6 約2.6% 約2,967円

※データ出典:2023年全競艇場のレース結果に基づく集計。
※上記は各組み合わせごとの単独出現率。「1-2-9」舟券にするとこれらを全て含むため、合計出現率は約20.1%になります(1-2-3〜6の合算)。

ご覧のように「1-2-3」は全出目中ダントツの首位であり、全国どの競艇場でももっとも頻繁に出ている組み合わせです。

競艇ファンの間では
「とりあえず1-2-3は買う」
という声が上がるほど
安定感のある決着パターン
として知られています!

一方で、頻出する=多くの人が狙う組み合わせでもあるため、オッズ(配当)は低めに落ち着く傾向があります。

実際、最も出やすい1-2-3の平均配当は約1,089円と、三連単としては10倍強に過ぎません。

次いで出現率2位の1-2-4も平均約1,323円(約13倍)、1-2-5で約1,890円(19倍)、1-2-6でも約2,967円(30倍)と、1-2決着パターンは総じて万舟券(100倍以上)になるような高配当にはなりづらいのが特徴です。

しかし、配当が低めとは言え的中しやすいメリットは大きく、1-2-9舟券を活用すれば約20%という高い確率で的中を狙える計算になります。

極端に言えば、オッズ10倍前後の組み合わせを5レースに1回当てる戦略となるため、高額配当こそ望めないもののヒット率重視でコツコツ当てていくスタイルに向いていると言えるでしょう。

ただし、注意すべきはこの20%というのは全レース平均であり、実際にはレースの条件や競艇場、選手構成によって「1-2決着」の起こりやすさは変動します。

次の章では競艇場ごとの傾向を見てみましょう。

競艇場ごとの1-2決着傾向の比較

全国に24箇所ある競艇場それぞれで、水面の特徴や気象条件に差があるため「1-2決着」の出現率にも微妙な違いが生じます。

基本的にはどの水面でもイン(1コース)有利のセオリーは共通していますが、穏やかな水面でイン逃げ(1号艇の1着)が決まりやすい場ほど「1-2」の頻度は高くなり、逆に荒れやすい水面や癖の強い水面では「1-2」が崩れるケースも増える傾向があります。

ここでは例として、1-2決着の代表格「1-2-3」の出現率と配当について、特に高低が顕著な競艇場をいくつか紹介します。

競艇場 「1-2-3」
出現率
「1-2-3」
平均配当
特徴
徳山 8.9%
(全国最高水準)
970円
(低配当)
瀞調水面で
イン有利
大村 8.1% 885円
(全国最低)
全国屈指の
イン天国
桐生 4.8%
(全国最低水準)
1,752円
(高配当)
ナイター・
季節風で波乱含み
平和島 4.8% 1,580円 海水面・潮汐で
荒れやすい

上記のように、徳山や大村といったインコース天国と呼ばれる競艇場では、「1-2-3」の出現率が8%を超えて全国平均(約7.7%)より高く、配当も1,000円未満と安めです。

これは多くのファンが「どうせインが強いから1-2-3だろう」と買うためオッズが下がること、そして実際にその決着が頻発することを示しています。

一方、桐生や平和島のように荒れ水面の傾向がある場では、「1-2-3」の発生率が5%を切りかなり低くなっています。

代わりに番狂わせも起こりやすい分、いざ1-2-3が出ると配当は1,500円以上つく場合もあり、同じ1-2決着でも競艇場によって「当たりやすさ」「おいしさ」が異なることが分かります。

もっとも、全場通じてトップ出目は1-2-3である点は共通しており、「1-2決着」はどの競艇場でも一応は抑えておきたい定番です。

上記の違いはあくまで確率や配当の“濃淡”の問題なので、1-2-9舟券を活用する際には「ここはインが強いからより堅いな」「ここは荒れやすいから少し警戒しよう」といったように、開催地の特徴を知った上で戦略を微調整すると良いでしょう。

「1-2-9」舟券の買い方と戦略

「1-2-9」の「9」は全通りを示しており「1-2-全」と同じ意味であること、出現率は高めな反面配当が低めであり、競艇場によって出現率や配当は変動するということがわかりました。

では続いて、ここまでの「1-2-9」の基本的な知識をもとに、実際の購入方法と「1-2-9」を購入する時の戦略ポイントを解説していきます。

購入方法の基本

1-2-9舟券は三連単のフォーメーション買いであり、具体的な買い方としては「1着:1号艇、2着:2号艇、3着:全通り」を指定します。

インターネット投票の場合とマークシート投票の場合の購入方法を簡単に説明します。

購入方法 詳細
インターネット投票 三連単のフォーメーション
選択画面で1コースに「1」、
2コースに「2」を選択した後、
3コース(3着欄)で「全通り」
ボタンをタップ。
マークシート投票 「ながし・ボックス用」の
投票カードを使い、
1着と2着にそれぞれ該当
艇番号をマークした後、
3着欄の「全通り(9)」の
マークを塗りつぶす。

この買い目指定によって、実際には「1-2-3」「1-2-4」「1-2-5」「1-2-6」の4点を一括購入することになり、例えば1点100円なら合計400円分の舟券となります。

こうすることで1-2着固定の「1-2-9」舟券(組み合わせ4点)を簡単に購入できます。

全艇買いたい時は
「9」を選べばOKです!

資金配分と点数

1-2-9舟券は点数(組み合わせ数)が固定で4点になるため、資金配分は比較的シンプルです。

他の買い目と併用せず単独で買う場合、例えば1レースあたり400円程度で抑えれば、的中した際の払い戻しはおおむね1,000~3,000円前後になることが多いでしょう(前節の平均配当より)。

配当妙味を求めて資金を厚く張りたい場合は、オッズが低めの1-2-3や1-2-4に配分を多め、1-2-5や1-2-6に少なめといったメリハリを付ける方法もあります。

逆に安全策で的中そのものを重視するなら、各組み合わせ均等買いで確実に当たった時の払い戻しを得る形にします。

いずれにしても、トリガミ(投資額が払い戻しを上回ること)にならないよう購入金額とオッズのバランスに注意しましょう。

応用的な買い方

1-2-9は1着=1号艇・2着=2号艇に固定したものですが、「2-1-9」(1着2号艇・2着1号艇・3着流し)という買い方もあります。

これは1号艇と2号艇の力が拮抗しており順位が入れ替わる可能性も考慮したケースです。

1-2-9と2-1-9を両方買えば、1号艇と2号艇がワンツーに入れ替わる全パターン(1→2または2→1のいずれでも3着流し)を網羅できます。

ただし点数は倍の8点になり、1-2-9単独よりも投資額が増える点には注意が必要です。

人気の組み合わせになると2-1-9でもオッズは低いことが多いため、「どちらが1着でも来そうだ」と判断した場合のみ手広く押さえる、といった使い分けをすると良いでしょう。

一方、「イン逃げ(1号艇1着)は固いが2号艇が怪しい」という場合には、2着を複数艇に広げて1-●-9(例:1-234-全)のようなフォーメーションに展開する方法もあります。

状況に応じて、軸(着順固定する艇)をどこまで信頼するかで買い目を増減させる柔軟性も持たせましょう。

戦略のポイント

1-2-9舟券は的中率重視の戦略ですが、その分リターンが小さめです。

したがって長期的に利益を出すにはレース選びと資金管理が重要になります。

「とにかく毎レース1-2-9を買えばいい」というものではなく、勝算の高いレースを見極めて賭けることが求められます。

また、賭け金も自分の予算内で計画的に配分し、的中が続かなくても過度に金額を吊り上げない慎重さが大切です。

1-2-9は堅実な戦法ですが競艇である以上不確実性は避けられません。

「当たりやすいが外れる時もある」という前提で、次の章の具体的戦術を参考にしながら賢く運用しましょう。

1-2-9を使いこなすための具体的な戦術

「1-2-9」舟券で安定して的中を重ねるためには、データに基づいた分析と状況判断によって的中率の高いレースを選択することが鍵となります。

ここでは1-2-9を最大限活用するための具体的な戦術をいくつか紹介します。

過去データの活用

当たりやすいが当たった時の払戻は低めである「1-2-9」の買い方を使いこなすには、まず過去のレース結果や選手成績を調べ、1号艇・2号艇が上位独占しやすい条件を洗い出しましょう。

例えば出走表で各選手の1コース勝率・2コース連対率をチェックし、1号艇と2号艇双方の信頼度が高いレースは狙い目です。

また過去に同じ組み合わせ(1-2で決まったレース)が多いかどうかも参考になります。

選手同士の相性(対戦成績)や直近の調子、モーター性能も加味し、「この2艇なら他を寄せ付けないだろう」という確信度の高い組み合わせを見極めます。

例えば、1・2号艇がA1
その他がB1のような
レースがあったら
かなり期待できます!

レースの取捨選択

1-2-9の出現率は20.1%という過去のレースデータがあるように、全てのレースが1-2-9向きなわけではありません。

選手の力差がはっきりしているレースほど1-2決着になりやすく、逆に接戦模様や実力伯仲のカードでは1-2が崩れるリスクが高まります。

例えば、A1級の強豪選手がインにいるレースや、当地勝率が抜群に高い選手が1号艇に入ったレースではイン逃げ濃厚です。

一方でフライング持ちでスタート不安な1号艇や、2号艇より3号艇の方が実力上位といった場合には、無理に1-2-9を狙わず見送る判断も必要です。

レースごとの出走メンバー表を丹念に読み込み、「このレースは1-2で決まる可能性が高いか?」を常に問いかけましょう。

1-2決着は見込めない
またはわからない
場合は「1-2-9」で
投票するのは
控えましょう!

コース特性と環境

前述の競艇場ごとの傾向も踏まえ、開催地や当日のコンディションも戦術に組み入れます。

晴天無風の日や、水面が穏やかな時間帯・季節ならば波乱は少なく実力通り決まりやすいので1-2決着の期待値が上がります。

反対に強風や荒天で水面が荒れている場合、思わぬ艇の台頭が起こり得るため1-2-9一本勝負は危険度が増します。

例えば戸田や江戸川などは風の影響を受けやすく、満潮・干潮で流れが変わる平和島や若松も要注意です。

天候が不安定な日はオッズとの相談になりますが、いつも以上に慎重にレースを選びましょう。

悪天候時なんかは
イン天国の競艇場でも
「1-2-9」一本勝負は
控えましょう!

スタート展開の予測

1号艇と2号艇が順当に上位を占めるには、スタートで大崩れしないことが前提です。

スタート事故率が高い選手やムラのある選手が1号艇・2号艇の場合、まくりや差しで波乱が起きる可能性があります。

特に2号艇は1マークで差し構えになるケースが多いため、スタート遅れたりターンで流れたりすると3号艇に食われて「1-3」展開になる恐れがあります。

したがって、スタート巧者かつ安定感のある選手が1号艇・2号艇に揃っているレースほど1-2-9向きと言えます。

選手の平均ST(スタートタイミング)やコンマ実績もチェックし、穴党の動きを封じる逃げ・差し決着が期待できるかを判断しましょう。

スタート展示では
特にスリットを
見ておくと◯です!

リスク管理と併用

どんなに条件が揃っていても絶対はありません。

1-2-9戦略を長期的に運用するには、資金管理とメンタルコントロールが重要です。

例えば的中率20%ということは、理論上5連敗もあり得ます。

その間に焦って賭け金を倍増したりすると、想定外の痛手を負うリスクがあります。

最初に1回あたりの
投入額や1日の予算を決め
それを厳守しましょう!

また、複数レースに分散投資するのも有効な手段です。

一つのレースに全額つぎ込むのではなく、自信度の高いレースを何本か選んで均等に張ることで、大ハズレを防ぎ安定した戦績を狙えます。

さらに、1-2-9だけに固執せず他の買い目とも組み合わせる柔軟さも時には必要です。

たとえば、どうしても2号艇の信頼性に欠ける場合は1着固定の二連単1-◯でカバーする、一番人気の1-2-3が安すぎる場合は敢えて外して1-2-4,5,6だけ買う等、状況に応じた微調整で収支の向上を図りましょう

以上の戦術を駆使することで、1-2-9舟券の強みである的中率の高さを活かしつつ、弱点である配当の低さや不的中リスクをコントロールできます。

データ分析力と柔軟な発想で1-2-9を使いこなし、着実な舟券戦略を築いていきましょう。

よくある質問と回答

「9」は“全通り”を意味する記号で、三連単フォーメーションなどで残りの選択肢を全て買うことを指します。

競艇は6艇立てですが、「9」は7号艇や9号艇を指すわけではなく、「全部(全艇)」という意味合いです。

昔の電話投票で全通り購入に「9」を押した名残で、現在もマークシートや予想表記で使われています。

つまり「1-2-9」と書いてあれば、「1着:1号艇、2着:2号艇、3着:全艇」という舟券だと理解してください。

通常の6艇立てレースでは4点になります。

1着と2着にそれぞれ特定の艇を固定すると、残り4艇が3着候補となるためです(例:1-2-9なら3着は3,4,5,6号艇の4通り)。

もし5艇立てのレース(欠場などで減艇)なら3着候補は3艇となり3点、7艇以上の特別レースならその分増えますが、競艇は基本6艇制なので通常は4点で計算します。

無差別に毎レース1-2-9を買い続けても利益を出すのは難しいです。

理由は、1-2決着は確かに約20%と高確率ですが、配当が低めなため期待値がそれほど高くないからです。

統計上、1-2-3や1-2-4はオッズ10倍前後と安いため、5回に1回当たってもトントンか微損になるケースもあります。

したがって儲けるには、1-2-9が有効なレースを厳選し、なおかつ点数追加や資金配分で回収率を上げる工夫が必要です。

きちんとレースを選び戦略的に運用すればヒット率向上による安定収支も望めますが、漠然と買い続けるだけでは勝ち続けるのは難しいでしょう。

「2-1-9」は1着が2号艇、2着が1号艇と入れ替わったパターンで、1-2-9と対になる買い目です。

併用するタイミングとしては、1号艇と2号艇の力が伯仲しておりどちらが逃げてもおかしくない場合です。

例えば2号艇がスタート巧者で1号艇より勝るケースでは2-1も十分考えられるため、1-2-9と2-1-9の両方を押さえると万全ですが、点数は8点に増えコストも倍になります。

違いとして、一般に1号艇が1着の場合の方が予想されやすくオッズが低くなり、2-1の方がオッズはやや高くなる傾向があります(その分的中時の配当は若干上がります)。

迷う場合はオッズを見比べ、トリガミにならない範囲で2-1-9も組み合わせるとよいでしょう。

1-2-9は三連単フォーメーションの中でも的中率重視の買い方ですが、他にも戦術はいくつかあります。

例えば「ボックス買い」で1-2-3ボックス(6点)を買えば1-2-3だけでなく1-3-2や2-1-3など順位違いも含めて網羅でき、更に的中率は上がります。

ただし点数が増える分配当とのバランスが重要です。

また二連単で確実に当てにいくなら「1-2二連単」を買う手もあります(この場合オッズは3~4倍程度と低いですが命中率は約30%と高め)。

的中率を上げる=点数を増やすことでもあるので、投資額とリターンを見合いながらご自身のスタイルに合った買い方を検討してください。

まとめ:1-2-9を活用して舟券的中率を高める方法

競艇の「1-2-9」舟券は、インコース有利という競技特性を踏まえた的中率重視の戦略です。

1号艇・2号艇が鉄板と睨んだレースで3着を全通り流すことで、約20%という高い確率で的中を狙うことができる、競艇ファンにとって強力な武器となり得ます。

特に初心者にとっても分かりやすいフォーメーションで、競艇のセオリーを学ぶ上でも「まずは1-2から考える」ことは有意義でしょう。

しかし一方で、配当が低めで連敗もあり得る点には注意が必要です。

本記事で解説したように、データ分析によるレース選び(選手の実力差やコース傾向の見極め)や、資金配分・リスク管理(無理のない投資と分散)を組み合わせるようにしましょう。

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